事業の概要について
昭和17年、当時の八尾高等女学校の保護者の寄付によって、基本財産である土地千坪によって財団法人が設立された。その基本財産を活用して、昭和52年より本事業である奨学金支給事業が開始された。当初は山本高等学校の在学生に限られていたが、平成21年より、同市内にある八尾高等学校の生徒にも門戸を開いている。
同事業開始より、平成24年度までの助成対象者は述べ232名。助成金総額は2100万円となっている。この奨学金は返還の必要はない。
このたび新法により、財団法人の見直しに伴い再申請し、平成24年2月に認可を受け、同年4月1日より一般財団法人花すみれ教育振興会として従来どおりの奨学金支給事業を継続している。
(事業の目的)
この法人は、大阪府八尾市にある大阪府立山本高等学校並びに大阪府立八尾高等学校に在学する生徒に対し、教育環境の整備及び補完することにより、もって高等学校教育の振興に貢献することを目的にする。
(助成対象者)
山本高等学校の前身である八尾高等女学校は、大阪府八尾市の中央部に位置し、高等女学校として発展してきたが、戦後の新学校制度に伴い、八尾高等女学校と八尾高等学校が、男女それぞれ半数づつ移校して、山本高等学校と八尾高等学校になった。
その経緯もあり、新法切り替え前より二校に在学する生徒を助成対象者とした。
(助成内容)
基本的には一年単位とするが、複数年も可能とする。当初は、1人当たり月5千円であったが、社会情勢や経済情勢を鑑み、平成元年には月7千円に、平成21年からは月9千円とし、年間1人108千円とする。返還不要の奨学金です。
(募集方法)
各学校長を通じて、毎年2~3年生は4月~5月に、一年生は、一学期終了後の9月にそれぞれ募集する。
(選考方法)
当法人内で設置されている奨学生選考委員会(外部の学識経験者及び当法人役員によって構成)において、当法人の奨学金給付規定に基づいて選考する。選考委員会は、それぞれの申請締め切り後、然るべき日時に開催する。
(選考結果及び助成実施方法)
選考結果については、学校長を通じて本人及び保護者に通知し、銀行振り込みによって本人口座に毎月振り込み支給する。ただし、初回は、4月に遡って一括振り込む。
平成22年度からは、公立高校の授業料が無償となったが、教科書費用を始めとして学業に必要な費用を補えるために今後も引き続き支給事業を行ってまいります。
財団法人・はなすみれ教育振興会 奨学生選考委員会
委員長 | 益倉 信廣 | (財団常務理事) |
---|---|---|
委 員 | 片谷 省三 | (財団理事) |
委 員 | 中村 光俊 | (学校事務長) |
委 員 | 八幡 憲一 | (土地家屋調査士) |
委 員 | 武田 善孝 | (全日本ブラシ工業協同組合専務理事) |